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第3回「健康をめざすアート公募展」最優秀賞受賞者・バルビー二 ダヴィデさんと宮島永太良
インタビュー 2026.03.17

第3回「健康をめざすアート公募展」最優秀賞受賞者・バルビー二 ダヴィデさんインタビュー

財団法人「健康とアートを結ぶ会」代表理事・宮島永太良が、第3回「健康をめざすアート公募展」最優秀賞受賞者・バルビー二 ダヴィデさんにお話をうかがいしました。

宮島永太良(以後Q):
今日はよろしくお願いします。さて最初の質問です。
ダヴィデさんの画歴について教えてください。
ダヴィデさん(以後A):
イタリアのジェノヴァで生まれ、日本に来てからは3年になります。
絵は子供の頃から描いていました。
絵を職業にしようと考え始めたのは、17歳くらいの時です。
19歳から22歳くらいまで、抽象的な絵をよく描いていました。しかし26歳の頃、肖像画に興味を持ち、人物像をたくさん描きました。
イタリアではこうした作品を中心にした個展を開いたこともあります。
イタリアでは絵の教師をやっていたこともありますが、その頃は油絵を10年間集中して制作していました。やがてアクリル絵具も使うようになりますが、アクリルはもう20年用いています。
私の場合、技法は作品の表現によって変わるので、油絵具とアクリル絵具は場合により使い分けています。
バルビー二 ダヴィデさん
Q:
今回の出展作について教えてください。
A:
「健康をめざすアート」ということで、薬を取り上げました。
薬は病気の人等にとって、健康を取り戻すためには必要なものです。薬が体の中に溶けて、体を健康に治していく。そんな場面です。ただ薬は採りすぎもよくありません。心の薬も必要です。これからは、アートが心の薬になったらどうか、ということも考えました。しかしながら、私の考えだけでなく、見る方にも絵の意味を自由に受け取っていただくことも大事と思っています。
Q:
出展する際に大事だと思ったこと(これからの応募者へのメッセージも兼ねて)を教えてください。
A:
まず自分の中で重要なものを見つけること、それどのような方法で伝えたらようかを考えること、これらがしっかり基本にあれば、応募のハードルは高くないと思います。
「ココロノクスリ」©︎バルビー二 ダヴィデ
Q:
健康とアートの関連についてどうお考えですか。
A:
特に心の病気を持った人でも、アートを作ることによって、改善に向けられることがあります。
心の中の、良いものはアートとともに高められ、悪いものアートによって放出されます。
新型コロナウィルス流行の時、イタリアでもそのパンデミックは激しかったのですが、私が一番つらかったのは、それまで人と普通にしていたコミュニケーションができなくなってしまったことです。そんな中、アート作品を制作することは、自身のためにも人のためにも、その溝を埋められるような気がしました。
現在はテクノロジーが急激に進んでいます。これはいいこともありますが、一方で人間どうしの触れ合いとしてよくないこともあるでしょう。人と人とのコミュニケーションがテクノロジーの発展とともに稀有なり、結局は「みんな一人ぼっち」に向かっている。
これは寂しいことですし、若者だけでなく年配者にも当てはまる問題だと思います。
第3回「健康をめざすアート公募展」最優秀賞受賞者・バルビー二 ダヴィデさんと宮島永太良

 
取材日:2026年2月28日(土)
場所:銀座ミーツギャラリー

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