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インタビュー
2026.03.19
第3回「健康をめざすアート公募展」最優秀賞受賞者・バルビーニ ダヴィデさんインタビュー
一般財団法人「健康とアートを結ぶ会」代表理事・宮島永太良が、第3回「健康をめざすアート公募展」最優秀賞受賞者・バルビーニ ダヴィデさんにお話をうかがいしました。
バルビーニ ダヴィデさんプロフィール
【略歴】
2012年 ヴェネツィア国立美術学院、グラフィックアートコース卒業
2017年 フィレンツェの私立美術学校 Angel Academy of Art 油絵コース卒業
2017年~2022年 フィレンツェの私立美術学校 Angel Academy of Art 講師
【個展とグループ展】
2008年 ブレーシャにてグラフィックアートのグループ展「corpo reo」に参加
2010年 イタリアとブルガリアにてグループ展「Corpo ex/posto」に参加
2015年 個展「In bianco nero e a colori」をトレントにて開催
2015年 個展「Tratti e ritratti」をトレヴィーゾにて開催
2019年 パドヴァで行われたグループ展「Mini biografie」に参加
2026年 銀座ミーツギャラリーにてグループ展「花まつり」に参加
【受賞歴】
2025年 第14回 YAMATOイラストレーションデザインコンペ 優秀賞
2025年 ハート@アート展 HAPPY LIFE PLUS 賞
2025年 第5回公募アートハウスおやべ現代造形展 佳作
2025年 全国「かまぼこ板の絵」展覧会 奨励賞
2025年 第3回「健康をめざすアート公募展」 最優秀賞
- 宮島永太良(以後Q):
- 今日はよろしくお願いします。さて最初の質問です。
ダヴィデさんの画歴について教えてください。
- ダヴィデさん(以後A):
- イタリアのジェノヴァで生まれ、日本に来てからは3年になります。
絵は子どもの頃から描いていました。
絵を職業にしようと考え始めたのは、17歳くらいの時です。
19歳から22歳くらいまで、抽象的な絵をよく描いていました。しかし26歳の頃、肖像画に興味を持ち、人物像をたくさん描きました。
イタリアではこうした作品を中心にした個展を開いたこともあります。
イタリアでは絵の教師をやっていたこともありますが、その頃は油絵を10年間集中して制作していました。やがてアクリル絵具も使うようになりましたが、アクリルはもう20年用いています。
私の場合、技法は作品の表現によって変わるので、油絵具とアクリル絵具は場合により使い分けています。

- Q:
- 今回の出展作について教えてください。
- A:
- 「健康をめざすアート」ということで、薬を取り上げました。
薬は病気の人等にとって、健康を取り戻すためには必要なものです。薬が体の中に溶けて、体を健康に治していく。そんな場面です。ただ薬は摂りすぎもよくありません。心の薬も必要です。これからは、アートが心の薬になるとしたらどうだろうか、ということも考えました。しかしながら、私の考えだけでなく、見る方にも絵の意味を自由に受け取っていただくことも大事と思っています。
- Q:
- 出展する際に大事だと思ったこと(これからの応募者へのメッセージも兼ねて)を教えてください。
- A:
- まず自分の中で重要なものを見つけること、それをどのような方法で伝えたらよいかを考えること、これらがしっかり基本にあれば、応募のハードルは高くないと思います。

- Q:
- 健康とアートの関連についてどうお考えですか。
- A:
- 特に心の病気を持った人は、アートを作ることによって、それが和らぐことがあります。
心の中の、良いものはアートとともに高められ、悪いものはアートによって放出されます。
新型コロナウィルス流行の時、イタリアでもそのパンデミックは激しかったのですが、私が一番つらかったのは、それまで人と普通にしていたコミュニケーションができなくなってしまったことです。そんな中、アート作品を制作することでその溝が埋まり、自身のためにも他の人のためにもなる気がしました。
現在ではテクノロジーが急激に発展しています。これはいいことではありますが、一方で人間どうしの触れ合いという点では、よくない側面もあるでしょう。人と人とのコミュニケーションがテクノロジーの発展とともに希薄になり、結局は「みんな一人ぼっち」に向かっている。
これは寂しいことですし、若者だけでなく年配者にも当てはまる問題だと思います。

取材日 2026年2月28日(土)
場所 銀座ミーツギャラリー